光トポグラフィー検査と保険診療について

現在厚生労働省では平成26年度の診療報酬改定について話し合いがされています。そのなかで現在は先進医療技術で自費診療となる医療技術のうち8つを保険診療(保険適用)にする方向になっています。

平成26年度(2014年4月以降)から新たに保険診療の対象となりそうなのは、

  1. 難治性眼疾患に対する羊膜移植術
  2. X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術
  3. 腹腔鏡下子宮体がん根治手術
  4. 光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助
  5. 内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術
  6. 歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴
  7. 胸腔鏡下動脈管開存症手術
  8. 腹腔鏡下スリーブ状胃切除術

で光トポグラフィー検査も含まれています。先進医療として実施された数年の間でうつ病などの治療に役立つと認められたということだと思います。検査を受けられる医療機関も現在よりも増えるかもしれません。

より詳細を知りたい方は平成26年度診療報酬改定についてをご覧ください。光トポグラフィー検査については個別改定項目について(PDF)の169ページから言及されています。

※追記

平成26年4月より保険診療がはじまりましたが全ての検査を実施している医療機関で保険診療になるわけではありません。一定の施設基準を満たしている医療機関以外では自費での検査になります。

保険が適応される医療機関での自己負担(窓口で支払う金額)は3割負担で1,500円程度のところが多いようです。ただし初診料や診察料などは別途必要です。

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